色々な用途であちらこちらに散らばっているmicroSDカードを、なんとか分かりやすく管理できないか。
ひとつアイディアを思いついたのを実行してみたから、その記録。
※シールをmicroSDに貼り付ける方法であるため、推奨はしません。
電子機器内でシールが剥がれて取り出せないなどのトラブルが想定できますので試す場合は自己責任にてお願いします。
本記事の閲覧が原因で発生した損害等については、当方では責任を負いかねますので予めご認識ください。
1. 動機や管理したい内容等
1.1 動機(課題)
microSDは色んな製品の外部記憶装置として使うことが多い。
例えば音楽プレーヤーへ楽曲を追加したり、携帯の記憶領域として使ったり。
ただ、そのような使い方だけなら、一手間かかるけれどもカードリーダーを使ってPCで中身を見てみれば良い。
問題になってくるのは、raspberryPiなどに使っているmicroSDだ。
カードリーダで読んでも、OSのbootファイルやら何やらで、用途・ディストリビューション・バージョン等の情報がパッと出てこない。
この問題を解決したいと考えた。
1.2 管理内容
それでは、どういった情報を管理していきたいのか。
まずは最低限、microSDの基本情報。表面に印字されている情報は確認できるようにしたい。
加えて、上記課題の内容も盛り込んでいきたい。そうすると以下のようになる。
- メーカー
- サイズ(容量)
- スピードクラス
- 用途
- 書き込まれている内容
この5点がカードを手にしたときに分かれば概ね管理としては十分ではなかろうか。
2. 方針
しかし、microSDの寸法を考えると、表面にどうこうして全てを盛り込むのは厳しい。下の画像を見ていただければそのことが分かるだろう。
従って、一部の情報は外部に逃がすことにしたい。
特に、情報量の多い「用途」「書き込まれている内容」については別の場所に逃がすのが妥当だろう。
ここで一つ思いついたのは、QRコードである。
ある程度の文字列はQRコードに変換圧縮出来るため、必要に応じてそれを読めば良いのではなかろうか。
しかし、問題はQRコードの大きさである。
用途やら内容についての記述をこのサイズに収めるのは誤り訂正部分を削っても無理がある。
QRコード部分には短いURLを書いて、必要に応じて携帯で読んでアクセス。
一方で基本的な情報は、何とかして表面に表示させる。
このような方針で考えてみたのが以下の画像に示すレイアウトである。
3. 作って試してみる
3.1 アクセス先ページの用意
まずは、1.2 管理内容 で挙げた情報を全て記載したページを用意する。
持ってる中でも短いドメイン直下に専用ディレクトリをつくって、その中に各種情報を盛り込んだtxtファイルを置く。
試しに携帯からアクセスしてみたのが以下の画像。
うん、十分十分。
とりあえずこんな感じで、必要に応じて書き換えるなりリダリレクトさせるなりすればいいかな。
3.2 リンクQRコード込の画像を作る
QRコード変換はググったら簡単に見つかる。
とにかく小さく作るようにして、29px × 29px のQRコードができた。
ありがとうデンソーウェーブ。QRコードはデンソーウェーブの商標です。
そうしたら、作ったQRコードを予定レイアウト(2. 方針の画像)に合わせて配置して、シールに印刷!
大量に作るわけではないから、こんな感じで同じ場所にシール貼って何回か印刷していった(編集で滅茶苦茶にしてあります)。
シールは以下の物を切り取って使った。これくらいのサイズだと他にも色々と応用が効いて便利なのでおすすめ。
/*余談だが、インクジェットプリンターよりレーザープリンタの方が滲みがなく綺麗に作れた。
シールが普通紙風だから、こっちのが良い。画像では32Gの印字が比較できてわかりやすいかな?*/
3.3 microSDに貼り付けて完成!
印刷したシールを慎重に切り取って、ピンセットで傾かないようにそっとmicroSDに載せて……完成!
改めて携帯でスキャンしてみて、用意したページに飛べることも確認、問題なし。
4. おわりに
とりあえず幾つか作ってみて、それぞれのmicroSDの内容が分かるようになったので満足。
レイアウトはちょっと改善の余地があるかな?とあとから思った。
カードにNo振った都合上、それを確認出来るようにするのが良さそうだ。
スピードクラスの部分が占める面積が大きいからそこを削るか縮小して、振ったNoを表示するのもアリかな。
あとは、使っていくうちに擦れてトナーが剥がれる、なんてのも予想できるから、その辺も使ってみて様子見。
以上!
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