数年間しっかり鬱になってたので振り返る

この頃、やっと自分の思考能力が回復しつつあることがわかって来たので、振り返りと現状の記録。

原因は大体分かっていて、元々、生の根拠を考える思考傾向とストレスの合せ技であったと思う。
大学の頃から生きる意味とはなんぞやと文献を漁っては明確な回答が得られず、自分で考えてみても結論を出すには至らず、ズルズルと社会人になってからも仕事をしながら自己の存在の根拠が曖昧なままでいた。

少々齧っていたデカルトの仮の道徳よろしく、仮の生きる根拠を立てて足掻いてみたものの、やはり確たるものがないというのは苦しいもので、遂にダウンしたのがおおよそ2年前くらい。

同時期に右肩の骨を折って手術しており、外傷的な体の変化からメンタルに来ることもあるらしい。それも後押しになったのだろう。

意外なことにダウンした直後~数ヶ月は、概日リズムこそ狂っていたものの、机の上の整理のためにホームセンターへ行って木材を買っては部屋で加工して取り付けるなどと、2週に1度くらいは動くことができていた。
多分まだ体力や気力が尽き切る直前だったのだろう。

それからしばらくすると、基本寝ること以外できない日々が続く。1日中寝てもなお、横になると睡眠に入る。2,3日の間10時間寝て1時間起きてまた寝るみたいなときが結構あった。
一方で反動からなのか、睡眠導入薬を用いても40時間くらい寝られないときもあった。
この睡眠のコントロールが自分ではなんともならないのがもどかしく、また起きているからといって何が出来るでもなく、抑うつ状態の思考から逃げるように寝る日々の繰り返しであった。

まぁそんなこんなで、とにかく寝ては少しPC触ってゲームしたりとしていたのだが、ようやく、なんとなく動けるようになったのが昨年の11月頃。

当たり前といえば当たり前だが、完璧に仕事に復帰出来るわけではなく、大分妥協した形ではあるが一応の社会復帰と相成った。

しばらく経って痛感しているのは、とにかく頭が悪くなったこと。モノを考えることが昔に比べて億劫でしかも浅い。
本や文章を読んでも目が滑って頭に入ってこない。
これがかなりキツい。
さらに悪いことに、何をしているときが楽しかったか、快かったか、思い出しては試してみるものの夢中になれない、身が入らない。
元々メンタルを悪くした原因が首をもたげて「忘れるな」と睨みを効かせてきてもいる。

目下、この三点がしんどいところである。

元の考えはなんとかして妥協点を見つけるしかないだろう、それ以外も少しずつリハビリしていくほかあるまい。
一番悪い(と思われる)時期を抜けた今、最優先すべきは”元の木阿弥にならないこと”だと考える。

はぁ~それにしてもダルい。だが昔より頭が悪くなったのが何より気に食わない。
ちったぁ頭使うようにしていきたいと思い、手始めに振り返りの文章を書いてみたところである。

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